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書く瞑想/ジャーナリング@Veda Tokyo
ジャーナリング
マインドフルネスの手法の一つ、”ジャーナリング”について最近よく耳にする。心に浮かんだことを紙に書きだすことで、頭のモヤモヤに距離を置いて客観視できるようにする手法である。テーマを設けずに思いつくままに一定時間書く方法が最も一般的だが、好きなテーマを設定したり、5分日記(The Five Minute Journal)のような形式に沿って書くのも、自身の内面にアテンションを向ける、という意味でジャーナリングに含まれるのだろう。どのように皆さんが実践しているのか興味を持ったので、吉川めいさんが主催するヨガスタジオ、Veda Tokyoのジャーナリングのクラスに参加した。
Veda Tokyo
この投稿をInstagramで見る南青山にあったVeda Tokyoがオンラインスタジオにリニューアルしたため、海外からもアクセスできるようになった。Veda Tokyoのクラスのラインアップを見ると、ヨガやボクササイズといった身体面だけでなく、禅やジャーナリングなど心の調整の場も提供している点が特徴的。月会費が3000円のコースからあるので良心的だ(2021年3月現在)。
吉川めいさんのイントロダクションは日本語に時折英語が混じる点がユニークである。日英両言語で思考していることがその理由だと思うけれど、他の理由として、訳すことによってニュアンスが変わってしまう言葉はあえて英語のままにしているのだと思う。例えば、”practice”。日本語だと「修業」となり、歯を食いしばって頑張っている感が出る。ヨガは日々の生活の中で淡々と実践し続けるものなので”practice”という言葉の方がしっくりくる。
今回受講した「書く瞑想」クラスのテーマは「自分の中の不安や恐れ」。40分ほどのクラスの中で、このキーワードから連想されるものを思いつくがままに紙に書きだす。書き出したものを擬人化して、それと対面したり、肩を並べて語り合ってみたり、家に招くことを想像してみることによって、自分の中にあったモヤモヤに対する視座を多角化させるというアプローチをとっていた。限られた時間の中では深くまで踏み込むことはできなかったが、まずはジャーナリングを試すきっかけとして貴重な体験だった。